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2014年日本再浮上」(ビジネス社・2012年3月初版発行) 「デフレの終わり」(日本実業出版社・2011年7月初版発行)若林栄四氏の2つの最新著作の表題である。もちろん実際にお会いしたことはないのだが、私が東京で債券ディーラー(資金証券部という組織に所属し、ドメスティックに日本国債現物先物をディール)をしていた当時(1990年台前半から半ばまで)隣のシマに座る国際部の為替ディーラー達が、とあるファクシミリ新聞をしきりに読めとすすめるので、つきあいで一読したのが、若林氏のレポートだった。

 いや、強烈に「相場臭さ」が臭うレポートだった。本の奥書を読むと「1987年勧角証券アメリカの執行副社長」と書いてあるが、そういう大げさな肩書つきの著者自らによる手書きのファクシミリ版のレポートであったし、内容もまた過激だった。ペンタゴンチャート・黄金分割理論が前面に出たピカピカの円高論者であったと記憶する。

 実は、この本を買うまで若林氏が京大卒の東京銀行出身者とは存じ上げなかった。勧角証券のイメージが強すぎたからだ。バリバリの一流大学を卒業して、わけのわからないテクニカル分析を全面に押し出しながら相場を張る、あるいはリスクをかえりみず断定的に方向性を示す、あまりこういう人はいないのだ。

 しかし、相場の世界で本当に収益ノルマをしょい込んでギリギリの世界をさまよった経験のある人なら、この「相場臭さ」を感じるからこそ本物の相場師と認めるのではないだろうか。そして実際に私の周りの為替ディーラー達の熱烈な支持を得ていた。相場には学歴は関係ないのだ。もちろんある程度高度な論理的思考は必要なのだが、アートやスポーツに近い絵画的想像力と、運動神経が要求されるように感じている。
 似たような個性を感じさせるのが「伝説のディーラー」として名高い藤巻健史さんだ(こちらは一度夜飲食をご一緒したことがある)。両氏ともにデフレが諸悪の根源であり、そのデフレの主犯は円高にあるいう点でその主張は一致する。二人ともに断定的物言いを貫いていることから、「はずれ」「オオカミ少年」論者が多いことも良く似ている。

 話は遠回りしたが、若林氏は、この本で「2012年は歴史的タイミングになる。米ドルは2012年2月にかけて最安値をつけに行き、1ドル=74円がメド」と述べている。到達点の価格に若干の誤差はあるが、2011年10月31日の75円35銭と2012年2月1日の76円03銭のダブルボトムは典型的底入れパターンのチャートとして存在感を増している。 さて、今回はこのあたりで

 最後までお読みくださった方ありがとうございました。
引き続き「為替」・「円高」についても、ぼちぼちと稿を重ねてまいりますので、ご愛読よろしくお願いいたします。
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